majakkaのオーダーメイド額縁です。
自分の気持ちを伝えるために
手紙を書くような想いで・・・
自分の気持ちを贈る、額縁をつくる。
そっと差し出されたものは
ちいさな、くるみボタンでした。
「妻が手作りしているものなんです」
ひと針ひと針、丁寧に刺繍されたものが
ボタンに仕立てられていました。
このボタンを額縁に飾り、奥さまに贈りたい。
旦那さまの、やさしい気持ちがフワーッと伝わってきました。
季節は冬。
「クリスマスに間に合うでしょうか?」
そう。
クリスマスの贈りものなのです。
額縁自体は、立てて置いて飾れるちいさなもの。
構造・サイズ感はすぐ決まりました。
お客さまは、ぐるり店内を見回して、しばらく考えます。
「出すぎず、引っ込みすぎず、そんな額縁に」
ごくごく当たり前の普通の額縁ではなく
でも、あまりに「前に出てしまう」個性の強すぎる額縁でもなく。
飾る中身をひきたてながら
ここで作る(majakkaで)他にはない、特別なものを希望されていました。
------------------
オーダーメイドは、足し算と引き算であると考えています。
どう飾るか、構造を考え、
お客さまの好みを背景に、中身とのバランスをみて
あの要素も欲しい、これも加えよう・・・
まず、必要と思われることを全てプラスして行く作業を、
足し算のアタマで考えます。
そして、そこから
本当に必要なことを、見い出していきます。
足し算で盛って盛られ、影に隠れてしまいがちな「主役」を前に出すために。
主役(飾られるもの)が活きるために
必要なもの・要素は何か。
すこしずつ、余分なものをそぎ落としていく、引き算の行為です。
足して、引いて、
オーダーメイドはバランスです。
majakkaの額縁は、たしかに個性的なものが多くあります。
でも、その個性ばかりが目立ってしまっても
お客さまの、欲しいと感じるものに近づいていなければ
無駄にうるさい額縁になってしまうし、逆も然り。
シンプルすぎては、せっかくのオーダーメイドなのに
なにか物足りない・・・と。
この狭間で、考えます。
クリスマスの朝に、奥さまからお写真とともに
メールが届きました。
「額縁ありがとう。」
お客さまの気持ちと
つながる、うつくしい瞬間です。
・・・・・・・・・
気持ちを贈る。
贈りものの額縁のご依頼は、おはやめに。
------------------
箱型・木の額縁
材種:タモ
その他使用材料:麻布・胡粉・膠
サイズ:130×130×40㎜
参考価格:25,000円
---------------------
** majakka「家具+額縁」WEBサイト ・・・→ こちら
** 額縁のご注文は ・・・→ こちらのページから
---------------------
0 件のコメント:
コメントを投稿