2017-10-11

気持ちを贈る額縁

こんにちは。
majakkaのオーダーメイド額縁です。

自分の気持ちを伝えるために
手紙を書くような想いで・・・
自分の気持ちを贈る、額縁をつくる。

そっと差し出されたものは
ちいさな、くるみボタンでした。

「妻が手作りしているものなんです」

ひと針ひと針、丁寧に刺繍されたものが
ボタンに仕立てられていました。

このボタンを額縁に飾り、奥さまに贈りたい。
旦那さまの、やさしい気持ちがフワーッと伝わってきました。

季節は冬。

「クリスマスに間に合うでしょうか?」

そう。
クリスマスの贈りものなのです。

手作りのボタンを飾る箱型額縁・majakkaオーダーメイド額縁

額縁自体は、立てて置いて飾れるちいさなもの。
構造・サイズ感はすぐ決まりました。

お客さまは、ぐるり店内を見回して、しばらく考えます。

「出すぎず、引っ込みすぎず、そんな額縁に」

ごくごく当たり前の普通の額縁ではなく
でも、あまりに「前に出てしまう」個性の強すぎる額縁でもなく。

飾る中身をひきたてながら
ここで作る(majakkaで)他にはない、特別なものを希望されていました。

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オーダーメイドは、足し算と引き算であると考えています。

どう飾るか、構造を考え、
お客さまの好みを背景に、中身とのバランスをみて
あの要素も欲しい、これも加えよう・・・

まず、必要と思われることを全てプラスして行く作業を、
足し算のアタマで考えます。

そして、そこから
本当に必要なことを、見い出していきます。
足し算で盛って盛られ、影に隠れてしまいがちな「主役」を前に出すために。

主役(飾られるもの)が活きるために
必要なもの・要素は何か。
すこしずつ、余分なものをそぎ落としていく、引き算の行為です。

足して、引いて、
オーダーメイドはバランスです。

majakkaの額縁は、たしかに個性的なものが多くあります。

でも、その個性ばかりが目立ってしまっても
お客さまの、欲しいと感じるものに近づいていなければ
無駄にうるさい額縁になってしまうし、逆も然り。

シンプルすぎては、せっかくのオーダーメイドなのに
なにか物足りない・・・と。

この狭間で、考えます。

手作りのボタンを飾る箱型額縁・majakkaオーダーメイド額縁

クリスマスの朝に、奥さまからお写真とともに
メールが届きました。

「額縁ありがとう。」

お客さまの気持ちと
つながる、うつくしい瞬間です。



・・・・・・・・・

気持ちを贈る。
贈りものの額縁のご依頼は、おはやめに。

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箱型・木の額縁
材種:タモ
その他使用材料:麻布・胡粉・膠
サイズ:130×130×40㎜ 
参考価格:25,000円

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